薄膜加工技術

最適な光学フィルターのご提案

光学薄膜設計

私たちは「光学薄膜・フィルターのコンサルタント」です。

光を活用する分野は、医療、通信、センシング、ディスプレイなど多岐にわたり、年々その用途は飛躍的に拡大しています。こうした分野で求められる高い光学性能を実現するためには、光学フィルターやミラーの活用が欠かせません。特に限られたスペースや特殊な条件下では、高性能なミラーやフィルターが重要な役割を果たします。

40年以上の実績と多様な対応力

安達新産業は、光学薄膜フィルターやミラーの製造を40年以上にわたり手がけてまいりました。これまでに対応してきた薄膜の種類・光学特性は非常に幅広く、特定波長の透過(バンドパスフィルターなど)・反射制御(誘電体ミラー、金属ミラー、レーザミラーなど)、耐久性や環境耐性を備えた製品など、多種多様なニーズにお応えしてきた実績があります。

お客様の課題に寄り添う“コンサルタント”として

どのようなフィルターやミラーを選ぶべきか?」
「設計や仕様をどのように決めればよいか?」
性能を保ちつつ、コストを抑えるにはどうしたらよいか?」

私たちはこうしたお客様のお悩みに対し、豊富な知見と経験をもとに、最適な光学設計と製造方法をご提案するコンサルタント企業です。お客様の開発段階から共に課題に向き合い、実現可能な最良のソリューションを導き出します。

筐体の省スペース化や、光源の豊富さにより設計の重要性がUP

光学薄膜・フィルターは「設計初期」の検討がカギです!

製品開発の世界では、「軽薄短小」が常識となって久しく、現在もその流れは加速し続けています。加えて、光源の種類も新技術の進展とともに多様化し、より高度な光学制御が求められる時代になっています。こうした背景から、光学フィルターの検討は、製品設計の初期段階から行うことを強くおすすめします。

試作段階での“落とし穴”とは?

開発の後半になってからフィルターを検討した結果、次のような問題が起きることがあります。

角度依存性の影響により、必要な光学性能を満たすために想定以上の大面積フィルターが必要になる
■取り付け形状や配置に無理が生じ、追加加工や設計変更が発生する
部品点数の増加によって、コストや製造工程に影響が出る

これらは、初期段階で光学設計との連携が取れていないことが原因であるケースが少なくありません。

設計段階からのご相談で、着実な製品開発を

安達新産業株式会社では、光学薄膜やフィルターの設計・選定において、製品設計の早い段階からお客様を全力でサポートしています。「こんな使い方はできる?」「コストと性能のバランスは?」など、設計段階での疑問やご要望にも柔軟に対応いたします。最適なフィルター選定は、製品の完成度と効率的な開発につながります。まずはお気軽にご相談ください。

ご提案までの流れ

  • まずは、お気軽にお問い合わせください

    スムーズなご提案を実現するために、下記の情報を同時に頂けると幸いです。

    • 目的
    • 使用波長(中心波長、カット波長)の情報
    • 想定される入射角
    • ご利用予定の基板情報(ガラス、樹脂、Geなど)
    • 製品サイズ、厚み
    • 最終製品(差し支えない範囲で)
  • ヒアリング・打ち合わせ

    光学薄膜のプロがお伺いします。お客様の目的や、ご要望の特性などをきっちり分析します(Teams、ZOOM対応も可能です)。

  • 設計ご提案(無償)

    分光特性設計

    当社東大阪工場の設計部門にて、設計致します。光学特性チャートをご提示し、お客様のご要望当社が 製造にあたってお願いすべきことをお打合せさせて頂きます。

  • 御見積(試作・量産)

    設計確定後、当社にて御見積を提示致します。試作、量産のどちらも提示可能です。

  • 基板調達

    ガラス、シリコン、セラミック、金属フィルム など

  • 成膜加工

    [成膜手法]
    真空蒸着・スパッタリング・スピンコート・スクリーン印刷
    [膜種]
    金属膜・誘電体膜・有機膜・絶縁膜

  • チップ加工

    ダイシング・スクライブ・スライサー※カット手法の解説詳細を見る。

  • 検査・梱包

    寸法
    膜厚
    光学特性
    表面分析
    専用ケース作成

最適な光学特性や、加工方法をご提案いたします