匠のミラー

光学用ミラーは、照明や画像、センシングなどの多彩な用途向けで利用されています。その名が示すように光を反射するように設計されており、スマートフォンのカメラをはじめFAセンサや、半導体、医療・バイオ関連など多様な産業に用いられます。
安達新産業は、光学部品の重要な一つとしてミラーを位置づけ、紫外線領域から赤外線領域の広い波長範囲で、高い反射率を実現した製品をお届けしております。特に、レーザミラー用では、吸収・散乱が極めて小さく、膜によるレーザー光の損失が少なくダメージを受けにくい特徴を有したミラーを製造しております。必要とする波長域での高反射率をご提供することが可能です。ご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
ミラーの種類は?

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一口にミラーと言っても、いろんな種類がありますよね。どんな分類があるか教えて下さい。

大きくは、誘電体を成膜するミラーと、金属を成膜するミラーに分かれます。
それぞれの特性を説明します。
- 誘電体ミラー
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測定機や検査機器は、反射率の高いミラーが要求されます。その高い反射率を実現できるのが、誘電体を多層に成膜したミラーです。誘電体を多層に積層し制御する事で、反射する際の光量の損失が少なく耐久性に優れた性能を実現できます。波長範囲も紫外線領域から赤外線領域まで幅広い範囲において、目的に合わせて設計を実施することで、反射率の制御が可能です。但し、入射角により反射率は変化します。主に、レーザ光学系や光通信用の光学系など幅広い分野で利用されています。
- 金属ミラー
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最大の特徴は、入射角による特性の変化が低いことです。誘電体膜との組み合わせにより、増反射効果を出す成膜も可能です。金属種ごとに得意な波長帯や環境特性がありますので、用途に合わせて最適な金属種をご提案致します。
誘電体ミラーと金属ミラーの比較(入射角45度)


金属ミラーの場合は、設計を考慮せずとも角度依存性の低いミラーに対応可能ですが、誘電体の場合は、考慮が必要です。入射角情報は、製品性能を実現する上で極めて重要な情報です。※角度依存性についての解説を見る。ミラーをご検討の際には、以下の情報をご教示ください。
✅ご希望の波長帯域および反射率
✅ご使用時の入射角
✅基材の形状(平面/曲面、特殊形状など)
上記の情報をもとに最適な設計をご提案いたしますが、内容に不足がある場合は、設計を進めながら随時ヒアリングさせていただきます。また、御見積の算出にあたり、製品サイズ(厚みを含む)も合わせてお知らせ頂けます様御願い申し上げます。
このようなお困りごとはありませんか?

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それぞれのレーザ波長に対応したミラーは対応可能ですか?
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金属のミラーだけでは、少し反射率が低く困っています…
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特定の波長のみ、反射させることは可能ですか?

各種レーザー用途(He-Ne、He-Cd、Ar、YAG等)の対応は
もちろん可能です。用途も、FAセンサー、光学計測器など
精密機器の事例は豊富です。
ご提案ラインナップ

用途の広がりは無限大!たのしみですね。