薄膜加工技術

最適な光学フィルターのご提案

治具・マスク

【1】治具設計からマスクパターンまで、社内で一貫対応

安達新産業では、光学薄膜の品質と再現性を高めるために必要な“治具設計”を社内で対応しています。複雑な形状や特殊な基材にも柔軟に対応でき、より精度の高い蒸着処理を実現しています。

 

【2】蒸着時の「にじみ」や「カカリ代」も考慮した設計

蒸着成膜では、マスクや治具の構造によって膜厚の不均一や“にじみ”“カカリ代”(成膜が意図せず被る部分)が発生することがあります。安達新産業では、豊富な成膜実績とノウハウを活かし、事前にそれらを想定した治具・マスク設計を行うことで、安定した品質の光学薄膜製品をご提供しています。また、形状ごとに生じやすい問題点製造上の課題も把握しており、最適な治具形状・材料・固定方法などを含めたご提案が可能です。

 

【3】CADによるマスクパターン設計にも対応

パターン加工が必要な場合には、専用のCADツールを用いたマスク設計も社内で対応いたします。近年は特に、10μm以下の微細な線幅や、厳しいエッジ精度が要求されるケースも増えており、こうしたニーズに応えるには、高精度なパターン設計とデータ処理が不可欠です。当社では、光学的・製造的な観点からもマスクデザインを最適化し、成膜・パターニング工程での高い再現性と安定性を実現いたします。

【4】治具製作は「量産を見据えた視点」で最適化

治具の設計・製作は、量産仕様やリピート性を見越した対応が重要です。製品サイズや形状、希望仕様によっては、治具設計の難易度や費用が変動するため、安達新産業ではお客様との綿密な打ち合わせを通じて、最適な仕様をヒアリング・確認させていただいています。

✅どのような固定方法が最適か?
成膜対象数は何枚か?→入り数を最大化させる為には?
再使用性やコストパフォーマンスは?

こうした観点から、使い勝手・量産性・コストのバランスが取れた治具提案をいたします。安達新産業は、治具設計・マスク設計・成膜・パターン加工までを社内で完結できる一貫体制を強みとし、お客様のご要望に対し高い技術力と柔軟な対応力でお応えいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。試作段階から量産移行まで、安心してお任せいただけます。治具についての詳細解説はこちらから。

代表的な治具の説明(真空蒸着の場合)

保管・メンテナンスと返却について

  • 保管について

    当社工場にて保管を行います。但し、消耗品であるがゆえに、一定の数量製造後あるいは期間経過後いずれか要件が満たされた場合、再度製造が必要となります。もちろん、4M変動に関わることですので、お客様に事前の了承を得たうえで実施させて頂きます。

  • 返却について

    治工具については安達新産業の成膜におけるノウハウの一部でもあります。ゆえに、基本的にご返却は出来ません。大変恐縮ですが、基本的には廃棄証明をご提出する形でご返却とさせて頂きます。

最適な光学特性や、加工方法をご提案いたします