最適な光学フィルターのご提案
少量試作への対応
少量でもOK!特性検証の試作を請け負います!
光学薄膜・フィルターは“実機での検証”が成功のカギです。どれだけ理論設計が完成されていても、実際の使用環境や組み込み条件において、期待通りの性能が発揮されるかどうかは、実機による検証が不可欠です。たとえば、以下のようなポイントは、机上では判断できないことも多くあります。
✅光源との相性(スペクトル特性・入射角)
✅センサーやカメラとの組み合わせによる効果
✅機器内部での取り付け条件による光の反射・透過の変化
✅外部環境(温度、湿度、振動など)の影響
「数枚だけでいい」そんなニーズにも積極的に対応します。
量産前の検証や試作評価段階では、「とりあえず数枚でいいから性能を見たい」というご要望を多くいただきます。安達新産業では、そういったお客様の声にお応えし、少量・短納期での試作にも柔軟に対応できる体制を整えています。1枚からのご相談も可能ですので、初期検討段階でも安心してご依頼いただけます。新製品開発で光学フィルターの効果を比較検証したいお客様の検証目的に応じて、薄膜構成の設計から成膜・形状加工まで一貫対応いたします。
✅特定波長のカットや透過が、本当に有効か?を確認したい
✅装置組み込み時の反射・干渉挙動をテストしたい
✅角度依存や温度変化による波長シフトを把握したい
標準在庫品もご準備していますので、合わせて検討ください。

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まず少量の試作で特性を試してみたいのですが、検討して頂けますか?
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生産数量が少ないのですが、生産を受けて頂けますか?

問題ございません。
どんどん、おっしゃってください。
ものづくりにおいて、仮説~検証のサイクルは必須工程です。どれだけシミュレーション技術が発達したとしても、製品による実機検証は省くことが出来ません。ゆえに当社では、特性検証のための試作は喜んで請け負います。数量が少ないからと遠慮されることはございません。どんどんお問い合わせください。
試作のメリット
製品開発において、試作は単なる通過点ではなく、量産成功のための重要なステップです。安達新産業では、光学薄膜・フィルターの少量試作にも対応しており、試作を通じて得られる以下のようなメリットを、お客様の開発活動に最大限活かしていただけます。
★性能検証が可能
実際の機器に試作品を組み込み、実機環境での性能検証を行うことができます。例えば、
✅想定通りの光学特性が発揮されているか?
✅入射角や光源との相性に問題がないか?
✅実運用下での光学性能のばらつきはないか?
といった課題やリスクを事前に明確化できるため、開発計画の見直しや仕様調整、次のアクションプランの立案をよりスムーズに行えます。
★生産技術の検証、能力向上につながる
試作段階での取り組みは、光学性能だけでなく、製造技術・生産体制の確認にも役立ちます。例えば、
✅最適な成膜条件や製造プロセスの検証
✅量産に向けた治具設計の適正評価
✅設備のばらつきや再現性の確認
✅加工・取り付けに必要な工程の確認や標準化
といった、製造現場の精度・効率向上に直結するフィードバックが得られます。
★条件での比較検討が可能
試作では、異なる成膜条件・構成・形状など複数パターンでの検証も可能です。これにより、以下のような検討が事前に行えます。
✅最も安定した性能を示す膜構成はどれか
✅製造コストと性能の最適バランスはどこにあるか
✅様々な使用環境に対応できる仕様の見極め
最適な仕様を絞り込むことで、量産時のトラブル回避とコスト最適化につながります。少量でも対応可能な試作を通じて、性能・製造・コストのすべての視点から製品の完成度を高めることができます。ぜひ、量産を見据えた「本当に役立つ試作」をご検討ください。
試作のデメリットと当社の柔軟な対応
試作には多くのメリットがありますが、一方で事前にご理解いただきたいコスト面でのデメリットも存在します。安達新産業では、これらの課題を最小限に抑える工夫をしています。
1. 少量試作では成膜費用が割高に
光学薄膜やフィルターの成膜は、通常バッチ処理(まとめて製造)で行います。そのため、製品数が少ない場合でも、「真空装置の立ち上げ」「成膜条件の調整」「成膜後の評価・検査」など、バッチ全体にかかる工程コストはほぼ変わらないため、1個あたりのコストが割高になる傾向があります。
2. 特殊形状では治具費が必要な場合も
試作対象が特殊な形状や、量産時とは異なる配置・サイズの場合、成膜時に製品を固定・保持するための専用治具が必要になることがあります。「少量向けのカスタム治具の設計・製作費用」
「対象形状に合わせた最小数量での治具構成コスト」など、試作だからといってすべてを汎用治具で対応できるとは限らず、製品仕様によっては一定の初期費用をご負担いただくことがございます。
3. 安達新産業なら、柔軟・省コストな対応が可能です
安達新産業では、試作でのこうしたデメリットを最小限に抑えるため、以下のような体制を整えています。
✅試作用専用の成膜装置を保有しており、小ロットでも効率的に対応可能
✅汎用治具(自在治具)を多数取り揃えており、特殊形状にも柔軟対応
✅蓄積された治具資産を活用し、新たな治具製作が不要なケースも多数
これにより、できる限りお客様の負担が少なくなるご提案を実現しています。「少量だから高くなるのでは…」という不安をお持ちの方も、まずは一度ご相談ください。試作の目的や内容に応じて最適なプランを設計し、コストと効果のバランスに優れた試作をご提案いたします!
実績と技術で、開発の第一歩をサポート
40年以上にわたる光学薄膜の製造実績をもとに、安達新産業は「失敗しない試作・検証」のための提案力と技術力を提供します。量産前の不安を減らし、スムーズな開発を実現するためにも、まずは試作から始めてみませんか?お気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフが、用途や目的に応じた最適な仕様をご提案いたします。