問題解決

匠のバンドパスフィルター

可視光

可視光バンドパスフィルター 波長:660nm

  • 特定波長(633nm)だけ通したいけど可能でしょうか?
  • 通したい波長の光以外は、ノイズになるので阻止域をひろげて欲しい。
  • 入射角の幅があるので、考慮できますか?
  • 形状が特殊ですが、部品として出荷可能ですか?
解決!「可視光バンドパスフィルター 波長:660nm」のチャート
※設計例であり、保障値ではありません。

匠のポイント

  • 優れた波長選択性

    光学バンドパスフィルタ(Optical Bandpass Filter)は、特定の光波長範囲
    (波長帯域)の光を通過させ、他の波長の光を遮断するための光学デバイスです。

    光学バンドパスフィルタは、さまざまな光学アプリケーションで使用され、
    特定の波長の光を選択的に取り出すために重要です。

    パスバンド(Passband):
    光学バンドパスフィルタは、特定の波長範囲を通過させます。
    この波長範囲はパスバンドと呼ばれ、通常、中心波長と波長帯域で定義されます。

    ストップバンド(Stopband):
    パスバンド以外の波長範囲は、ストップバンドと呼ばれ、通常、
    遮断または減衰が必要です。これにより、望ましくない波長の光が遮断されます。

    波長選択性:
    光学バンドパスフィルタは、非常に高い波長選択性を持つことができ、特定の波長の
    光を強調します。これは、多くの分野で精密な波長選択性が必要な場合に重要です。

    660nmの特定の波長帯域の光を選択的に通過させるための660nmバンドパスフィルタは、
    光学アプリケーションで一般的に使用されます。このバンドパスフィルタは、660nm周辺の
    波長帯域内の光を増幅または通過させ、他の波長の光を遮断します。

    以下に、660nmバンドパスフィルタの設計要点と一般的な用途について説明します。

  • 660nmバンドパスフィルタの設計要点:

    パスバンド帯域幅:
    660nmバンドパスフィルタのパスバンド帯域幅は、660nmの中心波長から上下に伸びる
    波長帯域を示します。通常、パスバンドの帯域幅は設計要件に合わせて調整されます。

    中心波長:
    660nmバンドパスフィルタの中心波長は、特定の波長に合わせて選ばれます。
    この場合、中心波長は660nmです。

    ストップバンド:
    660nmバンドパスフィルタは、中心波長を持たない他の波長の光を遮断または減衰する
    必要があります。ストップバンドは、特定の波長帯域外の光を効果的に除去します。

  • ご要望の波長帯での設計・カスタマイズが可能

    お客様のご要望の波長領域に合わせた設計・成膜(コーティング)が可能です。
    透過域のみならず、阻止域での制御も重要な要素です。

    基板の特性やお客様の要望に合わせた設計を行いますので、
    お問い合わせ時に、基板種や波長帯をお伝え下さい。

  • 部品対応も可能

    基板調達から成膜まではもちろんのこと、任意の形状にカットし、
    部品化して出荷することも可能です。但し、詳細図面などを頂く必要があります。

  • 測定器

    出荷時には必ず測定チャートを添付致しますので、ご安心ください。

  • クリーンルーム対応

    作業環境は成膜から検査までそれぞれ必要なクリーン度を維持したクリーンルーム内作業となっており、
    微少膜欠陥(膜中異物等)に対しても万全の体制をとっております。

用途例

660nmバンドパスフィルタの一般的な用途:

  1. フルオレッセンス顕微鏡:
    生物学や生命科学の研究で、660nmバンドパスフィルタは蛍光染料と組み合わせて使用され、
    細胞や組織の観察に役立ちます。
  2. レーザーアプリケーション:
    特定の医療用レーザーシステムや産業用レーザーシステムにおいて、660nmバンドパスフィルタは
    光源からの特定の波長帯域の光を増幅または選択的に通過させるために使用されます。
  3. 光学センシング:
    660nmバンドパスフィルタは、特定の波長帯域の光を検出するための光学センサーシステムで使用され、
    物体の検出や分光計測に貢献します。
  4. 医療画像診断:
    医療分野では、特定の波長帯域の光を用いて画像診断や組織イメージングに利用するために
    660nmバンドパスフィルタが使用されることがあります。

 

660nmバンドパスフィルタは、光学システム内で特定の波長の光を制御および
選択的に利用するための重要なツールです。その波長帯域を調整することにより、
さまざまな光学アプリケーションに適合させることができます。

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