問題解決

匠の赤外線

赤外線バンドパスフィルター(BPF)

赤外線の特定波長を透過させるバンドパスフィルター

バンドパスフィルターは、多層膜により光の干渉を利用することで特定波長を透過させるフィルターです。
選択的透過フィルターとも言いますが、特定波長のみを透過させ、それ以外の光をカットさせるフィルタです。

シャープな波長切り分けと高い透過率を得ることができますので、繊細な光を要求される分析・計測機器、
光通信機器、FAセンサ(光電センサ)などに幅広く利用されています。

安達新産業では、長年の可視域~近赤外域におけるバンドパスフィルターの実績に加え、
今後の用途拡大において、アプリケーションの広がりが予想される赤外線の幅広い波長領域における
バンドパスフィルターの対応に挑戦しております。

透過する波長の幅や、阻止する波長領域など、お客様の用途に合わせて
カスタマイズ設計を行い、ご提案いたします。

特徴

  • 優れた赤外線透過特性

    多層膜を形成して、その干渉作用により、赤外線を透過するフィルターです。
    近赤外から遠赤外領域に至るまで、優れた透過率を実現します。

  • 基板に最適な設計

    ご利用される基板の特性を利用し、設計を行う事で最適なフィルターを実現致します。

  • ご要望の波長帯での設計・カスタマイズが可能

    お客様のご要望の波長領域に合わせた設計・成膜(コーティング)が可能です。
    透過域のみならず、阻止域での制御も重要な要素です。

    基板の特性やお客様の要望に合わせた設計を行いますので、
    お問い合わせ時に、基板種や波長帯をお伝え下さい。

  • 部品対応も可能

    基板調達から成膜まではもちろんのこと、任意の形状にカットし、部品化して出荷することも可能です。
    但し、詳細図面などを頂く必要があります。

  • 測定器: FT-IRを所有

    出荷時には必ず測定チャートを添付致しますので、ご安心ください。

  • クリーンルーム対応

    作業環境は成膜から検査までそれぞれ必要なクリーン度を維持したクリーンルーム内作業となっており、
    微少膜欠陥(膜中異物等)に対しても万全の体制をとっております。

  • 安全・安心

    人体に有害な物質は使用しておりません。

想定される応用用途は?

各種赤外線分析装置

赤外線ガス分析(CO2、CO、HC、NOX、SOX、O3ガス濃度検知)、赤外線水分分析、
赤外線放射温度計(サーモグラフィー、温度センサー)

カメラ・センサー

ToF方式距離画像センサー、FAセンサ(光電センサ)AGV、半導体搬送用OHTなど2D LiDAR製品
サービスロボット用センサ、スローモビリティ製品各種

車載

ヘッドアップディスプレイ(HUD)、レーザ・レーダ(LiDAR)、車載LAN用などの通信機器

ご提案ラインナップ

最適な光学特性や、加工方法をご提案いたします